菊池寛の馬券哲学は自分と共通する部分が有るのだ。

一、堅き本命を取り、不確かなる本命を避け、たしかなる穴を取る。これ名人の域なれども、容易に達しがたし。

「不確かなる本命を避け、確かなる穴を取る。」これこそが自分の求めるものだ。

一、甲馬、乙馬実力比敵し、しかも甲馬は人気九十点、乙馬は人気六十点ならば、絶対に乙を買うべし。

「複勝二点買いの場合は均等に」

一、一日に、一鞍か二鞍堅い所を取り、他は休む人あり。小乗なれども、また一つの悟道たるを失わず。大損をせざる唯一の方法である。

「勝ったら適当なとこで止める。」

一、必ず着に来るべき剛強馬二、三頭あるとき、決してプラッセ(複勝)の穴を狙うなかれ。たとえ適中するとも配当甚だ少し。

「人気一本被りの時は他馬の複勝を買う、2番人気で単勝より複勝の方が配当が良かったり、ワイド馬券より複勝の方が配当が良い場合が多々有る」

一、厩舎よりの情報は、船頭の天気予報の如し。関係せる馬について予報は詳しけれども、全体の予報について甚だ到らざるものあり。厩舎に依りて、強がりあり弱気あり、身びいきあり謙遜あり。取捨選択に、自己の鑑定を働かすにあらざれば、厩舎の情報など聞かざるに如かず。

「競馬新聞は買わない、厩舎情報は参考にしない、一人が全部の調教を見る訳でなく、見た感覚は人によって違う、調教タイム、レースラップや馬体重等数字になっている部分は参考にする」

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